コンテンツの品質とは記事だけを意味しない、サイト全体を見てGoogleは品質を判断する

[レベル: 初級]

Google 検索における「品質」とは、単に文字で表した記事だけのことではありません。
レイアウトや見せ方、表示速度などを含めたサイト全体の品質を意味します。

Google が見たいのはサイト全体の品質

「コンテンツの品質」について、Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏は次のようにコメントしました。

品質というものに関して言えば、記事のテキストだけを意味していない。本当には、ウェブサイト全体の品質のことだ。レイアウトからデザイン、要素をページでどのように見せるか、画像をどのように組み入れるか、表示速度にどのように取り組むかなどに至るまで、あらゆる要素が品質というものに含まれる。こうしたことが品質に関与してくる。

ということで、記事のテキストだけを単純に見て他のものはすべて無視して、「おぉ、これは高品質な文章だ」と私たちは言ったりしない。

ウェブサイト全体を私たちは本当に見たい。


「技術的な改善よりも高品質なコンテンツの方が重要なんですよね?」という質問に対する回答のなかで出てきた発言です(もちろん、技術的改善も高品質コンテンツも両方とも大切)。

記事コンテンツの内容だけが品質の対象ではありません。
内容は当然として

  • 見せ方
  • 構成
  • 読みやすさ
  • 画像
  • 動画
  • レイアウト
  • 表示速度
  • 広告

など、サイトを利用するうえで関わってくるすべての要素が「品質」に含まれます。

品質評価ガイドラインが重視しているように、誰が書いた記事なのかといった著者情報や、どういった企業が運営しているサイトなのかといった運営者情報も品質を判断する項目の 1 つでしょう。

画像の内容はウェブ検索では関係ないというのが事実だったとしても、品質という観点では関わってくることがあるのかもしれません。

役立つ記事だけ書けば十分というような局所的な取り組みではなく、ユーザーがサイトを利用する際に関わるすべての要素を大局的に見て品質を高めていきましょう。