検索クエリの「変更」項目の追加などGoogleウェブマスターツールのいくつかの機能が拡張したことを先週お伝えしました。

Google Webmaster Central Blogでそれらの追加機能についての公式アナウンスが出ています。

検索クエリの「変更」は、指定した期間と同じ長さの直前の期間を比べているように僕には読み取れます。

The change column is tied to the date range you specify, which should help when you’re trying to pinpoint when a particular change occurred.

ヘルプを見ても恐らくそうではないかと思います。

表示回数: 検索結果にサイトのページが表示された回数と、前の期間と比較した 1 日あたりの平均表示回数の変化(デフォルトの期間は 30 日ですが、いつでも変更できます)。

英語版のヘルプでは「前の期間」は”the previous period”となっているので「そのすぐ前」つまり直前のはずです。

デフォルトの30日間の設定のままだったらその前の30日間との比較、期間を変更して先週1週間を指定したら先々週1週間との比較になるはずです。

さて、実は「変更」よりももっと重要な機能拡張がありました。
前のエントリではさらりとしか伝えていなかった「パラメータ処理」です。

単に認識している数が増えたなくらいにしか思っていなかったのですが、重複コンテンツを防止するための非常にパワフルなツールになっています。

それは、サイト管理者(=あなた)がパラメータに特定の値を使用するようにGoogleに指示できることです。

公式ブログでの説明をまとめます。

A) http://example.com/shop.php?category=candy&sort-by=asc-price&page=1
B) http://example.com/shop.php?category=candy&sort-by=desc-price&page=1
C) http://example.com/shop.php?category=candy&sort-by=asc-price&page=2
D) http://example.com/shop.php?category=candy&sort-by=desc-price&page=2

キャンディの一覧が載っている上のような4つのカテゴリページのURLがあったとします。

A)は金額を高い順(昇順)に並べていて、B)は安い順(降順)に並べています。
C)は高い順に並べた2ページ目で、D)は安い順に並べた2ページ目です。

商品数が多いECサイトではよくあるパターンですね。

コンテンツはまったくの同一ではありませんが、似たようなページになります。
この状況で昇順・降順を決める”sort-by”のパラメータを無視するように設定すると、A)とB)は同じページ扱いになります。
同じようにC)とD)も同じページ扱いになります。

一見すると重複URL問題が解消された“ように”思えます。

し、か、し、A)とB)を統合(正規化)するときは高い順に並んだA)を採用し、C)とD)を統合するときは安い順に並んだD)をGoogleが採用してしまうかもしれないのです。

どんな問題が起きるか分かりますよね。
同じキャンディが1ページ目にも2ページにも出てきてしまうし、逆にどちらにも現れないキャンディが出てきてしまいます。

こんなケースで使えるのが、新しく登場した「特定の値を使用」オプションです。

Googleウェブマスターツール パラメータ処理の「特定の値」

上のキャプチャでは、パラメータ名と値が例とは違っていますが、例の場合なら”sort-by”パラメータの処理に「特定の値」を選択してその値として”asc-price”を指定すれば、高い順に並んだページ(A)とC))を優先すべきURLとしてGoolgeは正規化してくれます(”desc-price”を指定すれば安い順に並んだページに正規化できる)。

つまり同じようなページができてしまうけれど、そのパラメータが重要な意味を持っていて無視させるわけにはいかない時に使える設定です。

パラメータ処理を完全にGoogleに任せておくという手もありますが、望まない結果になってしまうかもしれません。

またrel=”canonical”タグで優先URLを指定しておくこともできますが、導入が面倒だったり外部のショッピングカートを使っていて導入すらできないという状況もあるでしょう。

そんなときには、この「特定の値を使用」オプションは正規化のための有効な手段になるはずです。

Yahoo!が検索エンジンにGoogleを採用すれば、Yahoo!検索にも適用されるので「GoogleはそうでもYahoo!はねぇ…」というこれまで悩みの種だった問題も解決されます(Forget about Bing now. ;-P)。

パラメータ処理の特定の値を使用オプションは、自分にはまったく関係のない機能になるサイト管理者もいることでしょう。
でも反対に大活躍してもらえるサイト管理者もいるはずです。
利用できる場面があるなら、ぜひ利用してみてください。

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