OpenAI、ChatGPTでの広告掲載を試験導入。まず米国から

[レベル: 上級]

OpenAI は、ChatGPT での広告掲載の試験導入を開始する予定です。

概要

広告のテストは今後数週間以内に米国で開始されます。

対象はログインしている成人ユーザーの無料プランおよび新たに拡張された ChatGPT Go プランです。
プレミアム層 (Pro、Business、Enterprise) は引き続き完全に広告なしとなります。

ユーザーの信頼を維持するため、OpenAI は厳格な原則を定めています。
広告が AI の回答に影響を与えることはなく、ユーザーデータが広告主に販売されることもありません。

主要ポイント

公式アナウンスの主要ポイントは次のとおりです。

広告掲載の目的

広告で収益を得ることで、有料登録なしでも利用回数を増やし、高度なツールを使えるようにすることが目的です。
これは、AI が既存の社会的・経済的格差を強化することを防ぐという使命を促進します。

適用範囲とセーフガード

  • プラン別テスト:広告は当初、米国におけるログイン済みの成人ユーザーを対象に、Free および ChatGPT Go プランでテストされる。
    ※ChatGPT Go は利用可能な機能に制限がある低価格プラン。171 か国 で提供され、米国でも利用可能になった
  • 広告なしプラン:Pro、Plus、Business、Enterprise プランの加入者は、引き続き広告の対象外となる。
  • 年齢保護:18 歳未満 と特定または予測されたユーザーには、広告は 表示されない。
  • センシティブな話題:健康、メンタルヘルス、政治などのセンシティブまたは規制対象の分野では、広告が決して表示されない「no-fly zones(ノー フライ ゾーン)」が設定されている。

広告の表示方法と体験

広告は、回答の下部に表示され、かつ、現在の会話に関連するスポンサー商品がある場合にのみ表示されます。

購入判断を支援するために、ユーザーが広告そのものに直接質問できるインタラクティブな対話型広告を開発しています。

中核となる原則

回答は客観的な有用性に基づいて生成され、広告主の影響を受けません。
回答の独立性を保ちます。

OpenAI は広告主にデータを販売しません。
会話内容も広告主から隔離されます。
したがって、会話のプライバシーは保護されます。

ユーザーはいつでもパーソナライズをオフにし、広告関連データを削除できます。
選択とコントロールの権利がユーザーに与えられています。

OpenAI のスタンスは、短期的な収益や滞在時間よりもユーザー体験を優先することです。

ChatGPT での広告掲載の計画はすでに報道されていました。
驚くことではなく、予想されていたことです。

OpenAI は資金繰りの困窮による経営不安も取り沙汰されています。
広告掲載による新たな収益で改善されるでしょうか?

まずは米国からテスト開始ということで、日本のユーザーに広告が掲載される時期は不明です。
実際にテストが始まったという情報が入ったらあらためて取りあげます。