OpenAI、ChatGPTでの広告掲載を本格的に展開開始

[レベル: 上級]

OpenAI は、ChatGPT での広告掲載の試験運用を今年 1 月下旬から開始しています。
展開が本格的になったようです。

多くのプロンプトの回答で広告掲載

購買意図のあるプロンプト(クエリ)を発行すると、多くの回答に広告が掲載されるようになっていました。

これはおすすめの SUV を探したクエリに掲載された広告です。
「Sponsored」のラベルが付いています。

ChatGPT広告

これはおすすめのアンティークテーブルを探したクエリの回答に掲載された広告です。
先ほどは 1 つだけの広告でしたが、2 つ掲載されています。
どちらも同じ広告主からです。

ChatGPT広告

これはおすすめのスマホを探したクエリに掲載された広告です。
これも同じ広告主から 2 つ掲載されています。 ChatGPT広告

まったく同じクエリでも、掲載される広告は変わりました。
入札単価や品質などの要素でオークションが行われていると推測できます(完全なランダムということはないはず)。

広告をクリックすると、広告主が指定したであろうランディングページに移動します。

ChatGPT広告

なお、LP の URL には、計測用と思われるパラメータが付いていました。

広告に付いている 3 点ドットをクリックするとオプションメニューが出てきます。
広告を非表示にしたり、その広告について質問したりもできます。

ChatGPT広告

ChatGPT 広告についてわかっていること

ChatGPT 広告について現状でわかっていることをいくつか列挙します。

  • 米国の無料ユーザー、低プランユーザーが対象。
  • ChatGPT の回答の下部に表示される(おそらく最初の回答のみ)。
  • 初期の料金体系は、クリック数ではなく広告の表示回数(インプレッション)に基づいている。
  • 広告主はトライアル参加にあたり、それぞれ 100 万ドル未満のコミットメントを求められる。
  • OpenAI は、初期の ChatGPT 広告において、1,000 回表示あたり約 60 ドル(CPM)の請求を目指す。
  • 広告主はインプレッション数や総クリック数などの基本的な指標を受け取るが、ユーザー単位の詳細なデータやコンバージョンデータは提供されない。
  • 現状ではデータは、週次の CSV で提供される。キャンペーンの実行・監視・最適化を行える Ads Manager ダッシュボードのテストを開始。
  • 最初の広告主には、既存の OpenAI エンタープライズ顧客や大手ブランドが含まれており、代理店を通じてではなく、OpenAI のパートナーシップチームが直接発掘している(現在は拡大した可能性あり)。
  • Shopify が、自社の Shop Campaigns 広告ネットワークを通じて、加盟店の広告を ChatGPT に掲載するようになった。

【Sources】

◇◇◇

OpenAI は財務状況があまり芳しくないようです。
広告収益による改善を期待していることでしょう。

米国以外での広告掲載に関しては情報は出ていないと思われます。
とはいえ、ゆくゆくはグローバル展開するのではないでしょうか。