今日は、おなじみGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏のウェブマスター向けQ&Aビデオの解説です。

タイトルは「URL構成はPageRankにどんな影響を与えるのか」です。

まずポイントをまとめます。

  • URLに年月日を入れていて記事が古い場合、もっと新しい記事が読みたいと思われるかもしれない
  • URLに年月日を入れるとURLが長くなって見にくい(醜い)
  • URLには年月日を入れずに記事名をすぐ後に続けた方が分かりやすい
  • 歴史的に見てGoogleはURLの階層の深さをそれほど気にしてない
  • URLの階層が深くてもルートページから直接リンクされていればPageRankは与えられる

質問者は、「なぜMatt Cutts氏が年月日を入れたURLから記事名だけのURLに変更したのか、それはサイト内のPageRankの流れに関係しているのか」と尋ねました。

Matt Cutts氏は自分が今まで年月日のURLを使った記憶はないと断ったうえで、個人的には
「年月日をURLに入れない派」だと言ってます。

理由は、上のポイントに書いたとおりです。

僕もURLには年月日は入れたくないですね。
SERPに表示されたURLを見て、あるいはブラウザのアドレスを見て、

http://www.suzukikenichi.com/blog/url/2006/04/17/oldpost/

こうなっていたら「なんか昔の記事だなぁ、4年前じゃん。古くなってんじゃね?」と思ってしまいそうです。

それに無意味にたくさんの「/(スラッシュ)」で区切られるのも見た目の問題から、好きではありません。

なので僕はMatt Cutts氏のようにサイト名のあとにすぐ記事名を付けています。

ただこれは人によっては日付が入って分かりやすいと判断するかもしれないので好みの問題ですね(Matt Cutts氏もそう言ってます)。

※注1: WordPressの場合は、パーマリンク設定で記事名を表示する「/%postname%/」を最初に指定するとURL生成の時に余分なクエリ(リダイレクトだったかも)が発生してレスポンスが遅くなるそうです。「/%post_id%/%postname%/」などで回避できます。

※注2: 僕は以前は記事名を日本語化していましたが、エンコードすると人間には意味不明の長々とした文字列に変わってしまううえに対応していないシステムがあったりしたので、今は手動で英語に書き換えてます(たまにスペルミスしてる(笑))。

ここまでは好き嫌いの問題でSEOにはほとんど影響はありません。

ここからが重要です。

URLのディレクトリ階層の深さとランキングには、少なくとも今現在は、関係性がありません
浅い方が有利ということはないのです。
以前に「URLの長さと検索順位の関係」というエントリでも書いたように、ルートディレクトリにファイルを置いたからといってプラスに働くことはありません。

SEOにおいて重要なのは、「/(スラッシュ)」で区切られたURLのディレクトリ階層よりもいくつの「クリック」で到達できるかのリンクの階層です。

いくつものリンク(=クリック)を経由しないと到達できないページは、検索エンジンのスパイダーが「これくらいにしておこうかな」と途中でクロールをストップしてしまうかもしれません。
Google は、どのくらい深い階層までクローリングするのか」というエントリで説明したとおりです。

リンク階層を浅くすることのメリットは、PageRankの受け渡しにもかかわってきます。
PageRankはリンクを介してリンク元ページからリンク先ページに流れます。
そしてリンクを介すごとに少しずつ失われていきます。

一般的に言って、サイトのトップページに被リンク(と内部リンク)がもっともたくさん集まっているはずなので、トップページのPageRankがいちばん高いはずです。

サイト内の重要なページにはトップから内部リンクを張ることで、より多くのPageRankを渡すことができます。
URLのディレクトリ階層が深くても、たとえば「/」が10個あっても関係ありません。
トップから直接リンクが張られていれば検索エンジンにとっては2階層目です。

SEOを考えるときは、常に「リンクの階層」を意識してください。

Matt Cutts氏は、Yahoo!やBingは違うように扱うかもしれないと断りつつ、GoogleはURLの長さを気にはしていないとしています。

長いことがマイナスに作用するということはありません。

ただ経験的に言って、動的に生成された意味のない文字列が数十文字以上続くようなURLはインデックスされづらいことがあるような気がします。

それにSERPで表示されるURLが長いとクリック率が下がるというデータもあるようなので、URLはなるべく短くコンパクトに、そしてできればページの内容が想起できるようにするのがよいのではないでしょうか。

最後にこの記事で学んでほしいことをまとめます。

  • URLの長さは検索順位に影響を与えない
  • URLは短い方がユーザーには見やすい
  • URLでコンテンツの内容を表した方がユーザーには分かりやすい
  • ディレクトリ階層ではなくリンク階層で考える
  • 重要なページはトップページ(PageRankの高いページ)からリンクを張る

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