Google AI Mode検索でNano Banana Proを使って画像を作成可能に

[レベル: 上級]

Google DeepMindは、Gemini 3 Pro を基盤とした新しい最先端の画像生成・編集モデルである Nano Banana Pro を発表しました。
従来モデルよりも高い精度、強化された推論能力、より豊富な世界知識を備えています。

Gemini アプリで利用可、米国では AI Mode でも

Nano Banana Pro は Google 製品群へ幅広く展開されます。

一般ユーザー・学生向け

  • Gemini アプリ
  • AI Mode in Search ※米国のみ
  • NotebookLM

プロフェッショナル向け

  • Google Ads
  • Workspace (Slides、Vids)

開発者・企業向け

  • Gemini API
  • Google AI Studio
  • Antigravity
  • Vertex AI

クリエイター向け

  • Flow ※AI Ultra 契約者

Gemini アプリでは日本でも一般ユーザーが利用可能です。

Google Japan の X 公式アカウントが紹介している画像を Nano Banana Pro で作成してみました。

Nano Banana Pro Nano Banana Pro

米国では、検索の AI Mode でも Nano Banana Pro を利用して画像を生成、加工できます。

AI Mode が回答を生成するプロセスを解説するインフォグラフィックを、AI Mode の Nano Banan Pro で作ってみました。

Nano Banana Pro in AI Mode

できあがったインフォグラフィックです。

Nano Banana Pro in AI Mode

別バージョンです。

Nano Banana Pro in AI Mode

悪くないんじゃないでしょうか?

Nano Banan Pro の性能

Nano Banan Pro の性能及び改良点を簡潔に紹介します。

強化されたビジュアル生成能力

コンテキストに富んだ正確なビジュアルを生成でき、インフォグラフィック、図表、教育用説明図などを高品質で作成できるます。
Google 検索によるリアルタイム情報の取り込みにより、天気、レシピ、スポーツなどの即時性のある内容も可視化できます。

大幅に向上したテキストレンダリング

画像内に直接、可読性の高い正確なテキストを生成できます。
長文や高度にスタイライズされたタイポグラフィも扱える。多言語に対応し、ローカライズや翻訳を伴う国際向けコンテンツ制作にも適しています。

創造的表現と高精細生成の強化

最大 14 枚の画像、5 人までの人物の整合性を維持した複雑構成が可能です。
スケッチや設計図を洗練されたビジュアルへと変換し、フォトリアルからシネマティック、超現実的表現、ブランド調整まで幅広く対応します。
らに、カメラアングル、被写界深度、照明、色調、昼夜変換といった局所編集が高度化し、2K・4K 出力や多様なアスペクト比に対応しています。

透明性のためのウォーターマーク (SynthID)

Google の生成メディアにはすべて SynthID が埋め込まれます。
Gemini アプリに画像をアップロードすれば、それが Google AI による生成かどうかを判定可能です。
無料および Google AI Pro では可視ウォーターマークが付与されますが、Google AI Ultra および Google AI Studio では視覚的ウォーターマークは表示されません。

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Google 検索の AI Mode でも利用できるということで、Nano Banana Pro についてこの記事では紹介しました。

検索で画像を作成したり編集したりするのか?という疑問は相変わらず残りますが……。