Search Consoleの対象範囲がMFIの状態をレポートするように変更される

[レベル: 中級]

Search Console の インデックスカバレッジ(対象範囲)が、モバイル ファースト インデックスの状況に基づいてレポートするようになりました。

MFI 移行済みのサイトではモバイル向けページがインデックスカバレッジのレポート対象に

対象範囲レポートの 11 月 26 日の場所に「!」マークが付いています。

Google 検索の更新情報: Google 検索で、サイトのデータに影響を与える可能性のあるイベントが発生しました。 11月26日(月)

クリック/タップすると出現する説明の「詳細を見る」から Data anomalies のヘルプ記事にアクセスできます。
Data anomalies は Search Console に発生した変更と障害を告知するページです。

2018 年 11 月 26 日から対象範囲レポートに変更があるとアナウンスが出ています。

November 26, 2018 onward

Properties that have been migrated to mobile first indexing as part of the mobile-first indexing initiative may see a change in their index coverage status. (Migrated properties have been notified by email.)  In particular, the error counts and new issues will reflect the status of mobile-first indexing. Indexed page counts are not affected by this change. This is a reporting change only; it does not reflect any changes on your site.

モバイル ファースト インデックス イニシアチブの一環としてモバイル ファースト インデックスに移行しているプロパティは、対象範囲レポートに変化があるかもしれません(移行はメールで通知されています)。特に、エラーの数と新たな問題はモバイルファーストインデックスの状態を反映しています。インデックスされているページの数はこの変更の影響を受けません。これはレポートにのみ関する変更であり、サイトの他の変更を反映してはいません。

簡単に言えば、モバイル ファースト インデックスに移行済みのサイトでは、対象範囲レポートがモバイル向けページの状態に基づくようになったということです。

総インデックス数に目立つ変化はないようですが、今後発生したエラーはモバイル向けページに発生したエラーがレポートされます。
対象範囲レポートだけの変更であり、ほかのレポートには影響しないし、クロール・インデックス・ランキングに影響を与えることはありません。

「Google 検索で、サイトのデータに影響を与える可能性のあるイベントが発生しました。」というメッセージを読むと驚いてしまい、しかもヘルプの説明が英語なので余計に困惑する人がときおりいます。
モバイル ファースト インデックス移行によるレポートの仕様変更なので特別なアクションは不要です。

MFI 移行後は、モバイル向けページの状態がレポートの対象になるのは自然なことではありますね。
でも、そうなると PC 向けページに発生したエラーは教えてくれないのでしょうか?