Googleでランキング入りするまでの道のり

新しいサイトを立ち上げた、あるいは新しいコンテンツを追加した、そんな時は少しでも早く検索結果に表れてほしいですよね。
願わくは、上位表示で。

一般的にインデックスされた後どのくらいでSERPに出てくるのか?、そんな質問がWebmasterWorldに投稿されました。

フォーラムアドミニストレータのtedsterの回答がとても参考になるので、補足を交えながら紹介します。

ウェブページがSERPに出るまでには、3つの別々のステップがあります。

  1. スパイダリング(spidering)
  2. インデックシング(indexing)
  3. ランキング(ranking)

それぞれをごく簡単に説明すると、次のようになります。

  • スパイダリングは、ロボットがウェブページにアクセスしてコンテンツを読むこと
  • インデックシングは、コンテンツをインデックス(記録)すること
  • ランキングは検索結果に表示すること

スパイダリングされたとしても、必ずインデックスされるという保障はありません。
検索エンジンに、インデックスする価値があると認められる必要があります。
ごみページの情報を記録してもユーザーの役に立たないし、保存領域の無駄ですね。

インデックスされた後、上位表示にどのくらい時間がかかるかは、今度は検索キーワードの問題になります。

たとえば、ウェブページのURLで検索すれば、インデックスさえされていれば検索結果の上位に現れます(通常は1位でしょう)。
でも、URLで検索するユーザーは、まずいません。
そのサイトの管理者であるあなた自身くらいなものでしょう。

通常の検索用語でランキングするための要素は、広範囲に渡ります。

たとえば、かなり多くの数の単語からなる検索ボリュームの少ないキーワードなら、インデックスされればすぐに上位表示ができそうです。

ですが、1,2語のキーワードで、検索数がとても多く、SERPにPPC広告がたくさん並んで、お金になるような、ものすごく競争の厳しいキーワードで上位表示させるには、数年かかるかもしれません。

競争の激しいキーワードで上位表示を勝ち取るためのいちばんの鍵は、他のサイトがコンテンツを高く評価して自発的に張ってくれるリンク、いわゆる「エディトリアル・リンク」を獲得するです。

加えて知っておきたいことは、新しくサイトを立ち上げると、かなり早い段階で、中程度のキーワードでの上位表示がありえるということです。
しかし、2,3週間すると消えてしまいます。

でも、これはペナルティではありません。
むしろ、Googleが新しいサイトに早い段階で上位表示のチャンスを与えて、ユーザーがどのように評価するかを見極めているためと考えられます。

こちらは、「Google Honeymoon(グーグル・ハネムーン )」と呼ばれる現象ですね。

この期間は、他の大切なサイト管理者に自分のコンテンツを見て気に入ってもらい、リンクを得るのにとても役立ちます。

デビュー直後が勝負ということです。

以上です。

SEO上級者にとっては当たり前のことばかりかもしれませんが、よい情報になったでしょうか?