Google、商品リッチリザルトのガイドラインを更新。武器やドラッグ、タバコはマークアップ禁止

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商品構造データのガイドラインを Google は更新しました。
マークアップを許可しないタイプの商品がコンテンツガイドラインとして追加されたのが、最も目立つ変更です。

なお、この記事を書いている時点では日本語ページは未更新です。
したがって、英語ページに基づいて変更内容を説明します。

遵守する 4 つのガイドライン

検索結果で商品リッチリザルトを表示するためには Product 構造化データでマークアップします。
リッチリザルト表示の対象になるためのガイドラインを 4 つ Google は挙げています。

1 つめの General structured data guidelines は「構造化データに関する一般的なガイドライン」です。
2 つめの Webmaster guidelines は「ウェブマスター向けガイドライン」です。

新しいガイドラインということではなく、商品構造データでもこれらのガイドラインを遵守しなければならないということです。
今までもそうだったのですが明記されました。

従来のガイドラインは技術ガイドライン

3 つめの Technical guidelines は、今までドキュメントに書かれていたガイドラインです。
「技術ガイドライン」という位置付けになりました。

内容にはほとんど同じなのですが、1 つだけ変更があります。
次の記述が削除されました。

Adult-related products are not supported.

成人向けの商品はサポートされていません。

アダルトグッズは現在は、商品リッチリザルトの対象になったということなのでしょうか?

コンテンツガイドラインを追加

ガイドラインのいちばん目立つ変更は Content guidelines(コンテンツガイドライン)の追加です。

We don’t allow content that promotes widely prohibited or regulated goods, services, or information that may facilitate serious, immediate, or long term harm to people. This includes content related to firearms and weapons, recreational drugs, tobacco and vaping products, and gambling-related products.

深刻、即時、長期的に人々に害を与えるかもしれない広く禁止されていたり制限されていたりする商品やサービス、情報を宣伝するコンテンツは許可されません。これには、銃器や武器、快楽用ドラッグ、タバコ、(電子たばこやマリフアナなどの)蒸気を吸う商品、ギャンブル関連の製品が含まれます。

商品リッチリザルトとして許可されないタイプの商品が明記されました。
おおっぴらに宣伝するのが憚れる商品/サービスですね(アダルトグッズもここに含まれるのかも)。

コンテンツガイドラインの追加はすでに有効になっているようです。
許可されていない種類の商品ではリッチリザルトが検索結果に出なくなっています。

📝すずき補足: Strawbeezy というニコチンを含んだ煙を吸い込む嗜好品だと思われる

該当するサイトがどのくらい存在するかはわかりませんが、禁止されている商品/サービスを商品リッチリザルトでマークアップしているサイトの管理者はガイドラインの変更を認識しておきましょう。
リッチリザルトが非表示になる可能性があります。