日本語ドメイン名のURLでもPunycodeのURLでもGoogleは同じものとして処理する

[対象: 全員]

URLを、日本語ドメイン名で指定してもPunycodeで指定しても同じURLとしてGoogleは認識しPageRankの分散が発生することはない。

英語版ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムでのGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏の発言から明らかになります。

すなわち、HTMLのaタグでリンクを貼る際には日本語ドメイン名でそのままURLを記述しても、Punycodeに変換した状態で記述しても別々のURLとしてではなく同じ1つのURLとしてGoogleは処理してくれるのです。

  • <a href="http://鈴木謙一.jp/">鈴木謙一のホームページ</a>
  • <a href="http://xn--4gq162dxnz36f.jp/">鈴木謙一のホームページ</a>

上は日本語をそのまま書き下はPunycodeに変換して書いています。
見た目は違いますが、Googleはどちらも同じドメイン名のURLだと理解し統合して取り扱います。

したがって両方の形式で外部リンクが張られていたとしてもGoogleは1つにまとめます。

またrel=”canonical”で指定するときもどちらを使っても構わないとことです。

問題が発生するような極端なケースが理論的にはあり得ますが、通常はGoogleは適切に処理できるそうです。

ただし日本語ドメイン名だとソーシャルメディアの共有などでうまく表示されないことがあるので注意したほうがいいともミューラー氏は付け加えています。

今のブラウザはURLボックスに日本語ドメイン名を直接打ち込んでもそのサイトにアクセスできるし、URL表示もPunycodeではなくに日本語になりますね。

内部的に日本語ドメイン名をPunycodeに変換しているからです。

Googleも同じことができるわけです。

HTMLに日本語ドメイン名をそのまま記述しても正常にアクセスできることを知っていた人は多いと思います。

しかし両方のURLがウェブに混在していた場合でも同じURLとしてGoogleが認識することを確信できていた人は少ないのではないでしょうか。

これで心置きなく日本語ドメイン名でURLを記述できますね(といっても自分で書く時はどちらか一方に統一した方がいいとは思いますが)。

なお「日本語ドメイン名」として説明してきましたが、日本語に限らずIDN (Internationalized Domain Name: 国際化ドメイン名)すべてに共通する内容になります。

分かりやすくするために「日本語ドメイン」に限定して説明しました。