同じ画像には同一URLを使用するようにGoogleが推奨、クロールバジェット節約のため

[レベル: 初級]

同一の画像に対しては同じ URL をはサイト中で使用するようにとの推奨を、画像 SEO のベストプラクティスのドキュメントに Google は追加しました。

同一画像・同一 URL でクロールバジェットを節約

追加されたのは次の段落です。

If an image is referenced on multiple pages within a larger website, consider the site’s overall crawl budget. In particular, consistently reference the image with the same URL, so that Google can cache and reuse the image without needing to request it multiple times.

この記事を書いている時点では日本語ドキュメントは未更新です。
僕が訳します。

大規模サイト内の複数のページで1つの画像が使用されている場合は、サイト全体のクロールバジェットを考慮してください。特に、Google がその画像を何度もリクエストすることなくキャッシュして再利用できるよう、一貫して同一の URL で参照するようにしてください。

たとえば、サイト内の 3 つの異なるページ (ページ A / ページ B / ページ C) で次の画像を掲載していたとします。

Cute robot

このとき、

  • ページ A —— https://example.com/images/cute-robot1.png
  • ページ B —— https://example.com/images/cute-robot2.png
  • ページ C —— https://example.com/images/cute-robot3.png

のように、それぞれのページで別々のファイル名(URL)で画像を読み込ませてはいけないということです。
同一の画像なら別ページであっても同じ URL で使いまします。

ページ A でもページ B でもページ C でも https://example.com/images/cute-robot1.png で画像を指定します。

クロールバジェットの節約に役立つ

もっとも、小規模サイトでは気にかける必要はないでしょう。
気にかけるべきは、大規模サイトです。

同一画像・同一 URL であれば、読み込みは 1 度で済みます。
画像をキャッシュしていれば、そのキャッシュを複数ページで利用できます。

つまり、余分なクロールを発生させないことでクロールバジェットの節約につながるのです。

ちょっとしたことですが、大規模サイトの管理者は注意してください。