[レベル: 中級]
Google は、Gemini 搭載の会話型機能である「Ask Maps」を 新たな機能としてGoogle マップに導入しました。
会話型の Google マップ体験
Ask Maps を利用すると、ユーザーは、現実世界に関係する複雑な質問をとおして、マップ体験の中で直接パーソナライズされた回答を得られるようになります。
手動で検索したり、レビューを比較したり、移動手段を自分でまとめたりする必要がなくなります。
代わりに、自然な言葉で質問するだけで、カスタマイズされたおすすめ情報、ルート案内、到着予想時刻、そして次のアクションまで受け取ることができます。
従来のマップ検索では対応が難しかった、意図が複雑な質問にも答えられる点が、これまでの Google マップ検索を超えた最大の特徴です。
たとえば、次のようなクエリを Ask Maps は処理できます。
My phone is dying — where can I charge it without having to wait in a long line for coffee?
(スマホの充電が切れそうなんだけど、コーヒーを飲むのに長時間待たずに充電できる場所はある?)
Is there a public tennis court with lights on that I can play at tonight?
(今夜プレイできる、照明付きの公共テニスコートはある?)
I’m headed to the Grand Canyon, Horseshoe Bend and Coral Dunes – any recommended stops along the way?
(グランドキャニオン、ホースシューベンド、コーラルデューンズに行く予定なんだけど、途中でおすすめの立ち寄りスポットはある?)
Ask Maps の回答には次のような要素が含まれます。
- ローカル リスティング
- AI Overview のような要約
- レビュー
- ウェブサイトの引用
- 地図ベースのルートおよび旅行計画
このように、Google マップの最新スポット情報と Gemini モデルを活用し、会話形式の回答とカスタマイズされたマップビューを Ask Maps は提供します。
ビュー、リスト、ルート計画をまたいだ従来の複数ステップの調査は不要です。
また、次のように Ask Maps に尋ねたとします。
My friends are coming from Midtown East to meet me after work. Any spots with a cozy aesthetic and a table for 4 at 7 tonight?
(仕事終わりに友人たちがミッドタウンイーストから来るんだけど、今夜 7 時に 4 人が座れるテーブルがあって、居心地のいい雰囲気のお店はある?)
Ask Maps は、ユーザーがヴィーガンのレストランを好んでいることをすでに把握していて、ヴィーガンの選択肢がある便利な中間地点を見つけ出します。
行き先が決まれば、Ask Maps を使って、レストランの予約をしたり、場所をリストに保存したり、友人と共有したりすることが可能です。
数回タップするだけで、目的地までのルートを検索し、ナビゲーションを開始できます。
パーソナライズにより、ユーザーがこれまでマップで検索・保存した場所などの情報を反映した結果を Ask Maps は返します。
さらに、発見から行動まで一気に進めることができ、ルート案内の取得、場所の保存・共有、予約などのオプションもシームレスに利用できます。
Google によれば、マップは 3 億か所以上のスポット情報を分析し、5 億人以上の投稿者によるレビューを活用しているとのことです。
Android および iOS にて米国とインドで Ask Maps は順次提供開始されています。
デスクトップも近日対応予定です。
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Ask Maps は、Google マップ をナビツールというよりも意思決定・計画のアシスタントとして位置づけています。
特に具体性に欠くローカル検索や旅程計画、コンテキストが複雑な検索において有効そうです。
これまで AI 検索はローカル SEO にはさほど大きなインパクトを与えていませんでした。
対して、Ask Maps はローカル SEO にも大きな変化をもたらしそうです。
米国・インド以外での導入については言及がありません。
Glenn Gabe 氏が、Ask Maps を掘り下げて解説しています。
ローカル SEO に取り組んでいるなら、予習のためにチェックしておくといいでしょう。
