Google、Activity Cardの導入を開始。モバイル検索とアプリで利用可。まず、米国の英語検索から

[レベル: 上級]

Activity card(アクティビティ カード)の提供を Google は開始しました。

Activity Card は関連する一連の検索をまとめる機能です。
関係すると思われるクエリで検索したとき、その関連クエリで過去に訪問したページの履歴を参照することができます。

サーチジャーニーを支援するアクティビティ カード

Google 検索で情報を探すとき、1 回のクエリで 1 ページだけを訪問して完結するのではなく、いくつものページを訪問し、クエリを変えて探すことは珍しくありません。
ときには、数日さらには数週間にわたって 1 つの調べごとが続くこともあります。

たとえば高額な買いものや海外旅行などは、情報収集のために何度も検索し、いくつものサイトに訪問しますよね。

こうしたひと続きの検索行動を “Search Journey”(サーチ ジャーニー)、日本語に直すと「情報探しの旅」と Google は呼びます。

Activity Card は Search Journey を支援する目的で開発されました。
Google の創立 20 周年を機に発表された機能です。

こちらは公式ブログの記事で使われている Activity Card のデモの一部分のキャプチャです。
赤枠で囲んだところが Activity Card です。

Activity Card

Activity Card は自動で作成されます。

気に入ったページは “Collection”(コレクション)に保存し、後からいつでも再訪問できます(ブラウザのお気に入りのようなものだが、ブラウザではなく Google に保存される)。
逆に、必要のないページは Activity Card から削除できます。

Activity Card 自体を表示しないようにすることもできます。

Activity Card は、まずは米国の英語のクエリで導入が始まりました。
モバイル検索と Google アプリで利用できます。
ほかの国と言語での展開に関しては、言及されていません。

「あのクエリなんだっけ?」や「どのページだったけ。もう一度見たい」といった状況で Activity Card は役立ちそうです。

言語を英語、地域を米国に設定してみましたが Activity Card を僕はまだ確認できていません。
本当に米国にいないといけないのか、まだ展開途中なのかはわかりません。

日本での導入を見込むとしたら、サイト管理者としてできることは Activity Card から Collection に追加されるように、良質なコンテンツを提供することに引き続き注力することです。