[レベル: 中級]
組織 (Organization) 構造化データでサポートする情報を Google は拡張しました。
ロゴと URL に加えて豊富な種類のプロパティをサポート
2013 年 5 月に Organization 構造化データのサポートを Google は開始しました。
ただし、これは、企業のロゴを(主にナレッジパネルに)掲載することが目的でした。
今回の更新では、ロゴのほかにも組織に関するさまざまなプロパティを Organization 構造化データでサポートするようになりました。
たとえば、次のような情報です。
- 名前 (
name) - 商号 (
legalName) ※法律上登記する名前 - 説明 (
description) - 住所 (
address) - 連絡先情報 (
contactPoint) - 従業員数 (
numberOfEmployees)
Organization 構造化データでマークアップした情報はナレッジパネルや検索結果のアトリビューションに利用されます。
📝すずき補足:「アトリビューション」とは、ファビコンやサイト名などの検索結果での視覚要素
ローカルビジネス以外でも組織情報をマークアップできる
レストランやホテル、美容室などのビジネスはローカル ビジネス(LocalBusiness)構造化データで詳細な情報をすでにマークアップできました。
Organization は LocalBusiness の上位タイプです。LocalBusiness の対象ではなかった組織・団体が利用できます。
たとえば、次のような組織です。
- スポーツチーム:
SportsOrganization - 病院・クリニック:
MedicalOrganization - NGO/NPO:
NGO
さらには、物理的拠点を持たずにオンラインだけでビジネスを営んでいるなら OnlineBusiness タイプを利用できます。
拡張された Organization) 構造化データの技術的な詳細は検索セントラルのドキュメントで確認できます。
リッチリザルトテストがOrganization) 構造化データをサポートするようになっているので公開前に検証できます。
📝すずきメモ:リッチリザルト用の構造化データではないので、Search Console の拡張レポートには出ない
組織構造化データはカバーする範囲がローカルビジネスよりもずっと広くなっています。
極端に言えば、このブログも Organization でマークアップ可能です。
少なくとも、なんらかの活動を行っている組織であればマークアップしておくといいでしょう。
