同一ドメインが検索結果を占拠しないようにGoogleがアルゴリズムを変更

[対象: 全員]

同じドメインからのページが検索結果を埋め尽くす問題が2、3ヶ月くらい前からでしょうか、Googleで頻繁に発生するようになっていました。

この状況に対してアルゴリズムを変更したことをGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏がツイートで明らかにしました。

お知らせ: 小さなアルゴリズム変更を今週実行した。違ったドメインが返されることに関する検索結果の多様性を改善した。

先週末のツイートで、直後は改善されたようには見えなかったのですが今の時点でははかなり良くなっているように思えます。
少なくとも20件も30件も同一ドメインのページだけで検索結果がすべて埋め尽くされるケースはほとんど解消されているはずです。

キーワードによっては依然として占拠状態が続いているものもあるし検索結果ページをめくっていくと同一のドメインばかりになるものもあります。
しかし以前と比べればひどさの程度はずいぶん軽くなっています。

相変わらず同一ドメインからばかりの結果になるのは他にふさわしいページが存在しないからなのかもしれません(あるいはそのドメインのサイトがSEO上手?)。

さまざまなドメインから結果を返すかそれとも同じドメインからの結果を返すかは検索クエリと検索意図に応じて判断しているとMatt Cutts氏は説明していました。
ところがここ最近の同一ドメインの寡占状態はちょっとひどかったですね。

今回のアルゴリズム変更によって完全ではないにしても多様なドメインからの結果が返されるようになったのは良いことです。

なお同じタイミングで比較的大きめのランキング変動が発生しているようです。

この多様性改善アルゴリズム変更の副作用なのか別のアルゴリズム変更なのかは情報収集中です。
別のアルゴリズム更新だとしたらパンダ・アップデートかペンギン・アップデートの更新の可能性も疑われます。