Google、4つの推奨プロパティをレシピ構造化データに追加。Googleアシスタントでの利用も可能に

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レシピ向けの構造化データに4つの推奨プロパティを新たに Google は追加しました。
推奨ではあるものの、そのなかの2つは Google Home の Google アシスタントでレシピを読み上げるのに必要になります。

追加された4つのプロパティ

今回新たに追加されたのは次のプロパティです。

  • video: 料理の手順を解説する動画を配列として指定できます。
  • recipeCategory: 食事の種類やコース料理での位置付け(「ディナー」、「デザート」、「メイン ディッシュ」など)を指定できます。
  • recipeCuisine: 何料理のレシピかを指定できます(「地中海料理」、「アメリカ料理」、「広東料理」など)
  • keywords: レシピに関連するキーワードを追加します。たとえば、季節(「夏」)、行事(「クリスマス」、「ひな祭り」)、特別なイベント(「結婚式」、「誕生日」)、その他の説明(「クイック」、「低カロリー」、「オーセンティック」)などを追加すると効果的です。

どれも、必須 (Required) ではなく 推奨 (Recommended) です。
しかしながら、構造化データの情報は多ければ多いほど Google に多くの情報を正確に伝えることができます。

すでにマークアップしているなら、簡単な作業で済むのですぐに追加しましょう。
新規に実装する場合は、最初からこれらのプロパティを含めてマークアップしましょう。

Google Home でのレシピ配信には recipeIngredient と recipeInstructions が必須

Google Home の Google アシスタントでレシピを利用できるようにしたいのであれば、recipeIngredient プロパティと recipeInstructions プロパティは必須になります。

この2つのプロパティを実装しておくと、ユーザーが料理をつくるときに材料と手順を Google アシスタントが説明できるようになります。
構造化データを使ってコンピュータが確実にわかる形式で材料と手順を理解させることが可能になるからです。

調理手順を表現する recipeInstructions プロパティには、HowToStep プロパティまたは HowToSection プロパティを利用すること推奨されます。

HowToStep プロパティおよび HowToSection プロパティも含めて、レシピ構造化データの具体的なマークアップ方法はデベロッパーサイトのドキュメントを参照してください。
サンプルも載っています。

レシピだけでなく、Google は構造化データを利用した機能の拡張に力を入れています。
リッチリザルトに代表されるように、検索ユーザー体験の向上にも構造化データは役立ちます。
積極的に構造化データを実装していきたいものです。

【公式アナウンス】