SDK解析で見えたGoogle Discoverの5つのランキング要因

[レベル: 中級]

Metehan Yesilyurt(メテハン・イェシルユルト)氏が、Google Discover の SDK からクライアント側の観測可能な挙動をリバースエンジニアリングし、フィードが実際にコンテンツをどのように評価・ランク付け・抑制しているかを詳細に調査・分析しました。

調査から見えてきた Discover の最適化要素をまとめます。

Google Discover 最適化のための要素

Open Graph タグ

  • og:image を含める。必須であり、これがなければカードは表示されない
  • 大きなサムネイル画像の要件を満たすために、画像の最小幅として 1200 px を使用する
  • og:title を含める。必須であり、pCTR モデル(※)への直接的な入力となる
  • 正しいアトリビューション表示のために og:site_name を含める
  • 言語とロケールのマッチングのために og:locale を含める
  • HTTPS を優先するために og:image:secure_url を含める
  • コンテンツ分類のために article:content_tier を含める

※ pCTR: Predicted CTR。システムが事前に予測するクリック率

pCTR の最適化

  • 誤解を招くタイトルは直帰率の上昇を通じて将来の pCTR を低下させるため、単なる好奇心を煽るだけでなく、本当のクリックと持続的なエンゲージメントを促すタイトルを書く
  • 画像の読み込み成功率は pCTR の入力となるため、画像が正常に読み込まれるようにする
  • URL ごとのクリック数と表示数は将来の露出にフィードバックされるため、時間をかけて過去の CTR を積み上げる

フレッシュネス(新しさ)

  • 公開直後の 7 日間が最も重視される期間。この間に積極的にプロモーションする
  • 8 〜 14 日目は中程度のウェイト、15 〜 30 日目は低いウェイト、30 日経過後は時間単位で継続的に減衰することを想定する

非表示の回避

  • ユーザーが特定のコンテンツを非表示にすると、Discover はそのコンテンツをそのユーザーに対して永久にブロックされたものとして記録する。
    • そのコンテンツが再びフィードに表示されることはなく、一時的なフィルターとは異なり、このブロックが解除されることはない。
  • ユーザーが記事を非表示にするようなコンテンツの公開を避ける
  • これはドメイン全体を抑制するため、ユーザーに「[パブリッシャー] のコンテンツを表示しない」を選択させるようなパターンを避ける

パーソナライゼーションへの適合

  • Discover は Geller/AIP インタレストグラフおよび NAIADES サブタイプ(※)を通じてコンテンツをマッチングするため、確立されたインタレストグラフシグナルと一致するコンテンツを制作する
  • パーソナライゼーションは Google のシステム全体で深く共有されているため、過去の公開履歴全体にわたるトピックの一貫性が重要である

※「Geller/AIP インタレストグラフ」と「NAIADES サブタイプ」はどちらも Google のパーソナライズ基盤の一部。Geller/AIP はユーザーの関心をプロファイリングし、NAIADES はコンテンツを分類する。両者が組み合わさることで、各ユーザーによりパーソナライズされたフィードを Discover が提供できるようになる。

Discover が検索をはるかに凌ぐ重要なトラフィック源になっているパブリッシャーが多くなっています。
Discover 最適化に関しては、Google は情報をあまり出しません。
また、重み付けもしばしば変更されます。

この記事で紹介した最適化要素を参考にするといいでしょう。
ブラックな手法はひとつも含まれていないので、効果のあるなしに関わらず安心して実行できるはずです。

なお、イェシルユルト氏による、Discover SDK 分析の詳細は次の記事を参照してください。