GoogleはSEOをスパムとみなしているのか?

[レベル:全員]

GoogleはSEOをスパムとみなしているのか?

この質問にGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏がビデオで回答しました。

答えは「No」だ。
僕たちはSEOをスパムとはみなしていない。

SEOは「Search Engine Optimization (検索エンジン最適化)」を表している。
本質的には、確実に検索エンジンのなかでウェブページが適切に表現されることをただ意味している。

ホワイトハット、つまり検索エンジン最適化を行う人間としてできる質の高いことが実にたくさんある。
(検索エンジンが)アクセスできるように確実にページをクロールしやすくしておくといったようなことができる。
そうすればユーザーにクリックするだけでページを見つけてもらえる。
同じように、検索エンジンもリンクをクリックするだけで見つけられる。

ユーザーに正しいキーワードを使ってほしいと思うだろう。
他のみんなが使わない業界用語や専門用語を使っているとしたら、上手にSEOする人は「こういったキーワードを思いつかなければいけない」とアドバイスしてくれる。

ユーザビリティのことを考えて、デザインをいいものにしようと取り組むだろう。
それは、ユーザーにも検索エンジンにとってもいいことだ。

ページ(の読み込み時間)を速くする方法について考えることもあるだろう。
検索のランキングを決める数々の要因の1つとしてサイトのスピードをGoogleが使っているだけではなくて、サイトを速くすればユーザーエクスペリエンスもずっと向上する。

このようにSEOができることはじつにたくさんある。
最初の段階でのサイトのアーキテクチャから、どんなふうにサイトが見えるようにするかの決定、URLの構造、テンプレート、サイトをクロールしやすくすることなどのすべてがそうだ。

どれも費用対効果を高めるのに役に立つ。
ABテストをしたりどのコピーがコンバージョンするか調べたりして、支出に見合った価値があるのはどの方法か探すことも全部SEOだ。

ホワイトハットの手法に悪いことは何もない。

僕たちがやってほしいこと以上のことをするSEOがいるか?、と聞かれたらもちろんいる。
ブラックハットなテクニックを用いるSEOが実際にいて、サイトをハッキングしたりキーワードを繰り返すだけの詰め込みをやったり、リダイレクトを使った姑息なことをやる人々もいる。
間違いなく(悪いSEOは)いる。

でも僕たちが目指すのは、自分たちにできる最善の検索結果を返すことだ。
検索エンジンに協力して検索エンジンがページをより適切に発見できるように手助けできれば、検索エンジン最適化は本当に素晴らしく役に立つ手段になる。

だからSEOはスパムではない。
SEOはおおいに役に立つ。

SEOは乱用されることもあるし、やられ過ぎることもある。
こういったことを人々が心配しなくてもいいのが理想的な世界だと、僕たちは信じていると理解してもらうことが大切だけれど、検索エンジンは人間ほどまだ賢くないんだ。

人々が見つけたいものを探すのにまさにぴったりのキーワードを使わなくても済むように、人々が何を探そうとしているのか理解できるように取り組んでいる最中だし、同意語や語彙、派生語を理解できるように取り組んでいる最中だ。

その日が来るまで、検索エンジン最適化は人々が探しているものを検索エンジン経由で見つけるのを助ける正統な手段と言える。

僕たちはウェブマスター向けガイドラインを提供しているし、ウェブマスター公式ヘルプフォーラムがあるし、無料のウェブマスターツールもある。
大量のHTMLドキュメントがあるし、人々が検索エンジン最適化についてもっと学べるようにSEOスターターガイドも書いた。

SEOを使って(検索の)世界をもっと良くするための正統な方法がたくさん、たくさんあることははっきりさせておきたい。

SEOは犯罪だ、SEOはどれもインチキだということをときどき耳にするけど、それは正しくない。

信頼できて、何を施策しているか正しく伝えてくれる、役に立つ参照元を教えてくれる、どんな仕事をしていか分かる、こんな人を見つけることができれば、ウェブサイトを良くするために間違いなく力になってくれる。

だから誤解を解いておきたい。
すべてのSEOをGoogleはスパムだと考えていると思っている人もいるけれど、それは絶対に事実ではない。
すばらしいSEOをする人がたくさんいる。
あなたのウェブサイトを良くするのに力になってくれる人を見つけられるように願っているよ。

自分でSEOを施策している人というよりは、SEOを誰かに頼もうかと考えている人向けのメッセージですね。

「SEO」の言葉の定義は人や使う場面によってまちまちですが、「検索エンジンがウェブページを発見して内容を正しく理解してもらうことを助ける」と定義すれば、悪い意味はまったく持ちません。

「検索エンジンのアルゴリズムの裏をかいて(その資格がないのに)上位表示にねじ込む」、これがSEOだとしたら少なくとも「最適化」ではないのでSEOとは呼べませんね。

SEOを外注する人は、Matt Cutts氏が言うような本来のSEOを施策してくれる人を探すべきだし、「本質的な」意味での検索エンジン最適化をサービスとして提供している人は、自分の業種は「SEO」だと堂々と名乗ってください。