Search ConsoleのDiscoverパフォーマンスレポートがChromeのデータも含むように

[レベル: 中級]

Search Console の Discover パフォーマンス レポートが Chrome からのデータも含むようになります。
これまでは、(Android 版および iOS 版の)Google アプリからのデータだけが対象でした。

Chrome 新規タブの Discover

Chrome で新規タブを開くと Discover が表示されます。

Chrome の Discover

この Chrome の Discover 掲載は Discover パフォーマンスのクリック数や表示回数などのレポートには含まれていませんでした。
今後は含まれるようになります。

Discover パフォーマンス

数か月かけて徐々に

一時点で切り替わるわけではなく、数か月をかけて徐々に Chrome からのトラフィックがレポートに反映されるようになっていきます。

サイトによっては、Discover の表示回数やクリックが少しずつ上昇していくかもしれません。
しかしながら、この上昇は必ずしも Discover の掲載回数が増えたことを意味しません。
単純に、Chrome の Discover データがレポートに追加されただけかもしれません。

ただし、アプリからの Discover トラフィックと Chrome からの Discover トラフィックを区別することはできません
両方まとめてのレポートになります(フィルタが欲しいですね)。

いずれにしても、Chrome の Discover のデータもレポートに含まれるようになったことは良いことです。

リファラー変更

あわせて、Chrome からの Discover トラフィックのリファラーが変更になります。

Origin referrer(オリジン リファラー)を送信するようになります。

  • これまでのリファラー: www.googleapis.com/auth/chrome-content-suggestions
  • 今後のリファラー: https://www.google.com/

リファラーも一気に変更されません。
一部分から徐々に置き換わっていきます。

変更は今日から始まっています。
アクセス解析担当者は注意してください。

[Source] Search Console Discover report now includes Chrome data