一般的に、ウェブページにおける「Pagination(ページネーション)」とは一連のコンテンツを複数のページに分割することを指します。

ページネーションを採用する場合は、1ページあたりのコンテンツ量は5スクロール分が適切だという記事を以前に書きました。

これを検証したのは、WebmasterWorldのフォーラム管理者tedsterでした。

そのtedsterが今度は、Google検索からのトラフィックを増すためのページネーション最適化についてまとめています。

メインの9項目と追加で書かれた1項目を紹介します。

  1. 1ページ目は、当然のことながらtitleタグと見出し(hタグ)の両方に記事全体を表すタイトルを付ける。meta descriptionタグも固有にする。
  2. 2ページ名以降のすべてのページにユニークなtitleタグとh1タグを付ける。このtitleタグとhタグは、記事全体のからそのページに書くセクションの1つ目の副見出しになるので、キーワードリサーチや副見出しとしてのライティングが通常よりも重要になる。

    記事をひとまとまりとして見れば、2ページ目以降の副見出しはh2タグを使ったほうが意味的には正しいと言える。しかし、Googleは意味的な構造をURL単位で見ていて、複数ページに別れた記事をひとまとめにして見てはいない(ので、ページごとにh1タグを記述するといい)。ほとんどのページには副見出しが入る。(HTMLではh1タグであっても)スタイルとしてはh2のようになる。

  3. 2ページ目以降の各ページには、1ページ目のtitleから取ってきた「前の見出し」を小さなフォントで付ける。hタグとして使うためではなくCSSでスタイルを整えるだけ。この「前の見出し」としての記事タイトルはページのトップに置いて、ユーザーのナビゲーションの手がかりにする。

    ※鈴木注:各ページに固有のtitleタグやhタグが入っていても、ページの最初に1ページ目のタイトルが(小さく)書かれていることで、続きのページだとユーザーが認識しやすくなります。検索エンジンのためではなく、ユーザーのための施策なのでhタグにする必要はありません。

  4. ユーザーに対する追加の案内として、各ページ固有で付けたタイトルの始めに「2」や「3」のように連番を振る。
  5. 各ページにはユニークなmeta descriptionを記述する。記事全体のサマリーではなく、そのページだけに対するサマリーを書く。
  6. 全てのページの上下に他のページへのリンクを設置する。「前へ | 次へ」のように手抜きなのはダメ。

    「 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 」のようにどのページへも行けるようにページ番号を完全に書く。
    さらに真ん中に次のようにリンクを載せる。
    「次は:“次のページのタイトル”
    鈴木注:各ページのh1タグの下に小さなフォントで”Page 1 of 10″(日本語だと「1/10ページ」ですかね)のように書いておくのもいいそうです。

  7. リンクしたページの数字には、該当ページのtitleタグにマッチするtitle属性を記述しておく。

    Googleに効果があるかは定かでないが、ツールチップはユーザーが長い記事を読むときの手助けになる。
    ※鈴木注:title属性はマウスのカーソルを当てると文字を出すHTMLの記述ですね。たとえばここにカーソルを当てると

  8. ページ数を示す数字は、今どのページにいるのか明らかに識別できるようにしておく。

    現在いるページはリンクにしない。今いるページへのリンクをクリックさせるのはユーザーに不親切だし意味を成さないリンクになる。
    ※鈴木注:6~8のページ番号によるナビゲーションは非常によく機能するそうです。今いるページは背景色からハイライトして認識しやすくし、他のページの番号はリンクが張られていることを分かりやすくるといいそうです。

  9. rel=”next” と rel=”prev” のリンクを<head>セクションに記述しておく
  10. ページのURL(ファイルパス)は、「/title-words」、「/title-words-2」 のように1ページ目のパスに連番を振るといい。ユーザーにとって分かりやすい。
    ※鈴木注:英語の場合はURLにキーワードを含めると(多少なりとも)SEOの効果があるとも言われていますが、2ページ目以降のURLにキーワードがなくても不利にはならなかったそうです。

tedsterは、1記事の分量がとても多いページを分割するときに試行錯誤を重ねて上で説明したアプローチがもっとも首尾よく機能することを突き止めました。

1ページ目だけでなく、2ページ目以降もそれぞれのページで狙った重要なキーワードでのランキングでトップ3を獲得し、検索エンジンからのトラフィックは70%上昇したそうです。
以前のような「1記事1タイトル」のアプローチでは成し得なかった検索順位とのことです。

また追加の作業をしなくても、2ページ以降のいくつかのページにはバックリンクが張られました。

さらにいちばんよかったのは、コンバージョンが跳ね上がったことです(該当のサイトはオンライン出版サイトで、購読申し込みとニュースレターのサインアップがコンバージョン対象です)。

SEOには直結しない、ユーザビリティを対象にした施策もありますが、ユーザビリティに優れていればユーザーは喜び、結果的にバックリンクが集まりやすくなるともtedsterはコメントしています。

長い記事を掲載していてページ分割が必要なサイトを運営しているなら参考にしてみてください。
SEOにもユーザビリティにも間違いなく貢献するページネーション最適化と言えそうです。

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