URL検査ツールはリダイレクトされるページの情報をレポートしない

[レベル: 上級]

リダイレクトが設定されている URL を Search Console の URL 検査ツールで検証したときにレポートされる情報は、最後に到達した URL の情報になります。
リダイレクトされている URL の情報は提供されません。

301 をレポートせず 200 をレポート

例として、http://www.suzukikenichi.com/blog/ のライブテスト結果を見てみましょう。
このページ は https で始まる URL に 301 リダイレクトされています。

HTTP レスポンス 200 OK

ライブテスト結果の「その他の情報」で示されている HTTP レスポンスコードは「200 OK」です。
このステータスコードと、その下に出ているレスポンスヘッダーは、リダイレクト後の最終到達ページの https://www.suzukikenichi.com/blog/ のものです。
http://www.suzukikenichi.com/blog/ が返す 301 は検出してくれません。

URL 検査ツールは最終到達ページの情報をレポートする仕様になっているのだそうです。
リダイレクト中の URL の情報は提供してくれません。

最終到達ページの情報さえわかれば問題ないかもしれませんが、リダイレクトが HTTP ステータスコードを正しく返しているかどうかを確認できません。
URL ツールの前身である、旧 Search Console の Fetch as Google ではリダイレクトされるページのステータスコードを確認できました。

個人的には、リダイレクトされるページのレポートを知りたいものです。
僕と同じように要望する方は、Google に一緒にフィードバックしましょう。

[H/T] John Mueller