ローカル検索・地図検索のSEOで上位表示するための重大要因トップ10

ローカル検索であるGoogleプレイス検索のランキング要因に関するレポートの最新版が公開されました。

Local Search Ranking Factors

このレポートは、ローカル検索SEOのエキスパートであるDavid Mihm氏が中心になって、ローカル検索SEO業界のエキスパートたちにアンケートを依頼し、その結果をまとめたものです。
最新版のレポートでは、ローカル検索SEOのエキスパート33人が調査に協力しました。

レポートによると、ローカル検索で上位表示するための重要な要素のトップ10は次のようになっています。

  1. 検索に出てくる都市における物理的な住所
  2. Googleプレイスへの登録
  3. 適切なカテゴリへの関連付け
  4. 昔からあるローカルディレクトリでのサイテーション
  5. Googleプレイスに登録した住所とウェブサイトに記載した住所の一致
  6. サイトのホームページ・上位表示ページのPageRankとオーソリティ
  7. ウェブサイトに張られた外部リンクの質
  8. Googleプレイスに登録した電話番号とウェブサイトに記載した電話番号の一致
  9. Googleプレイスのローカルエリアコード
  10. ランディングページのtitleタグに含まれる都市名・州名

補足を。

1は、所在地です。
「ラーメン 渋谷」だったら新宿ではなくて渋谷にあるラーメン屋が出てくるということです。
当たり前といえば当たり前ですが、もっとも重要なのは分かりますよね。

2は、Googleプレイスに登録してプレイスページを持つことですが、Googleプレイスに登録すること自体が大切なのではなくて、Googleプレイスに登録して各種の情報をGoogleに伝える(入力・設定する)ことが重要になるようです。

3は、ビジネスの内容を表すカテゴリで、これもプレイス検索では重要とみなされています。
日本語のGoogleプレイスでは営んでいるビジネスのカテゴリを既存のカテゴリから選択しますが、英語では自分でカテゴリを作れます(表示をいったん英語にしてゴニョゴニョw)。

4は、Internet Yellow Pages(IYP)のようなオンラインのローカルディレクトリ(住所録)サービスでのサイテーションです(サイテーションもローカル検索では重要な要因になっていると考えられましたね)。
日本では、IYPに相当するような古くから存在するメジャーなローカルディレクトリサービスを僕は思い浮かびません。
飲食関係なら食べログとかになるのでしょうか。

5と8は、意外に重要な要因です。
ビジネス名・住所・電話番号の一致です。
Name、Address、Phoneの頭文字をとって“NAP”と呼びます。
ウェブ上のNAPが統一されていることがランキングに関わってくると考えられます。
「株式会社エーケービーフォーティーエイト」と「(株)AKB48」や「1丁目2番地3号」と「1-2-3」、「03-1234-5678」と「(03)1234-5678」を混在させてはいけないということです。
Googleが同じと判断してくれれば統一してくれるでしょうが、無用な混乱を起こさせないためという意味もあるでしょう。

6・7・10のようにウェブ検索でも大切になってくる要因もローカル検索では関わってきそうです。

9の「ローカルエリアコード(Local Area Code)」は、市外局番のことかな。
ちょっと分かんないです。
Googleプレイスには、地域を示さないフリーダイヤルじゃなくて、市外局番のある電話番号を登録するということかもしれません。

この記事のソースとなった「Local Search Ranking Factors」は、ローカル検索SEOのバイブルとも呼ぶべき調査レポートです。
もしあなたがローカル検索に携わっているなら、すべてに目をとおすことをおススメします。