[レベル: 中級]

Search Console にスピードレポートが提供される予定です。
スピードレポートを利用すると、サイト内のページの表示速度の状況を包括的に知ることができます。

スピードレポートは現在ベータ版で、Google I/O 2019 でその概要が紹介されました。

この記事では、I/O のセッションよりももう少し詳しくスピードレポートを説明します。

CrUX を基に速度状況を 3 分類

きっともう使い慣れているであろう Search Console のほかのレポートと同じインターフェイスでスピードレポートも構成されています。

速度(試験運用版)

低速(赤)・平均(黄)・高速(緑)の 3 つの評価に分かれて、それぞれの評価に分類されるページ数の推移がグラフ表示されます。
データは過去 3 か月分です(キャプチャで途中からデータが出ているのは、このツールが 3 月から開始されたため)。

スピードは、次の 2 つの指標によって評価されます。

FCP と FID は Chrome User Experience レポート (CrUX)に基づきます。
つまり、Chrome を使っている実際のユーザーのフィールドデータが基になっています(PageSpeed Insights と同じですね)。

次の基準で低速・平均・高速の 3 つのカテゴリに各ページが分類されます。

  • 低速: FCP が 3 秒より長いもしくは FID が 250 ミリ秒より長い
  • 平均: FCP が 1 秒より長いもしくは FID が 50 ミリ秒より長い
  • 高速: FCP が 1 秒未満かつ FID が 50 ミリ秒未満

モバイル向けまたは PC 向けのどちらか一方でも「低速」であればそのページは「低速」に分類されます。
モバイル向けまたは PC 向けのどちらか一方でも「平均」で、かつ「低速」でなければそのページは「平均」に分類されます。
モバイル向けおよび PC 向けのどちらのページも「低速」または「平均」でなければ、「高速」に分類されます。
(ちょっとややこしい?😥)

類似 URL をグルーピング

各評価に分類された具体的な URL を調べることもできます。
特徴的なのは、URL がグルーピングされる点です。

類似のページでグルーピングすることにより、スピード改善に取り組みやすくなります。
たとえば大きな画像を設置しているとか 実行に時間がかかる JavaScript を利用しているなど、共通の問題に起因して表示速度が遅くなっている可能性が高く、その問題を解消すればまとめて改善できるからです。

スピードレポート

スピードレポート

類似 URL レポートからは、PageSpeed Insights をダイレクトに実行して詳細な情報を調査することができます。

スピードレポート

速度改善が完了したあとは、「トラッキングを開始」ボタンから修正の検証をリクエストできます。
検証の完了には最大で 28 日間かかります。
これは、前述したようにスピードレポートは CrUX に基づいて評価されるためです。
統計情報なので一定の期間が必要です。

スピードレポートはサイト全体のページの速度状況をくまなくレポートしてくれるのでたいへん助かります。
今までであれば、PSI の API を利用してツールを自作する必要がありました。
Search Console のなかで速度状況を把握することができるのは便利です。

スピードレポートはまだベータ版です。
正式公開に向けて、ベータテスターを募集しています。
こちらのフォームから応募できます。
ベータテストへの参加が認められたユーザーは、今後 2 〜 3 週間程度でスピードレポートにアクセスできるようになるとのことです。

興味がある人はさっそくフォームから申請しましょう。
そして気付いた点をフィードバックして、正式版への改善に役立ててもらいましょう。

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