Yahoo!検索結果のタイトルがTitleタグじゃなくなった?

Yahoo! JapanのSERPを眺めていて、奇妙な現象を発見しました。

検索結果に現れるページのタイトルは、Titleタグで指定された記述のはずです。
Yahoo!だけではなく、GooglもMSNも、一般的な検索エンジンはすべてそうだと理解しています。

ところが、日Yahoo!で、Titleタグではない文字列がSERPのページタイトルとして表示されています。

たとえば、「中古車査定」でYahoo検索してみます。

「中古車査定」のSERP

上から、順に1位、2位、3位・・・の検索結果です。

1位のページ、「kakaku.com/hoken/usedcar」の「価格.com – 中古車査定」は、Titleタグで問題なし。

ところが、2位のページ「www.carview.co.jp/ot_services/assessment」の「車査定」は、Titleタグではありません。

このページのTitleタグは、ソースを見てもらえれば分かるように、「【100万人の利用実績】 日本最大の車買取・車査定ネット?中古車・愛車無料査定」となっています。

4位のページ、「satei.221616.com」も、「無料愛車査定」はTitleタグではありません。
Titleタグは、「【車買取 実績No1】 車買取・中古車査定サービス :: ガリバー」です。
※3位の「satei-shiyou.info」もTitleタグと違うのですが、301リダイレクトで別ドメインへ転送しているので、除外しておきます。

以前から、このようにSERPに表示されるWebページのタイトルは、Titleタグ以外の要素も使われていたのでしょうか?
僕が気付かなかっただけですか?

いくつかのキーワードで調査したところ、Titleタグだけが表示されるキーワードもありました。

ひとつの可能性としては、Titleタグが長いときに、別の要素が利用されるのかもしれません。

Titleタグの代わに、どの要素からSERPタイトルを引っ張ってくるかには統一性がなく、H1だったり普通のBody内のテキストだったりします。

さらに奇妙なことに、Internet Explorerでは、同じキーワードで検索しても、Titleタグの記述がSERPタイトルとして表示されます。

IEでの「中古車査定」のSERP

FirefoxとGoogle Chromeで、異なるタイトルが出現するのを確認しています。

Yahoo IDにログインしていてもログオフしていても、結果は同じでした。

IEでも、キャッシュやCookie、履歴を削除すれば、同じように違うタイトルが出るかもしれませんが、消したくないので検証していません。w

米Yahoo!では、Titleタグがそのまま表示されるので、日Yahoo!に限った現象のようです。

SERPのタイトルは、クリックを誘導するための重要な見出しです。
ユーザーを引き付けるタイトルは、検索順位が1位でなくても、1位よりも多くのアクセスを呼び込めます。

Titleタグでタイトルをコントロールできないとしたら、これは由々しき問題ではないでしょうか。
YSTのアルゴリズムが、Titleタグよりも適切なページタイトルを表示すれば好ましい仕様と言えますが、あまり期待できない気がします。

P.S.
米Yahoo!で検索して気付いたのですが、Yahoo! Search Assistが日本語にも(一部)対応しています。

日本語のヤフー サーチアシスト

ただ、キーワード候補の提示ではありません。
「explorer concepts」というのは、関連キーワードのことでしょうか?