Googleマット・カッツが推奨する“PubSubHubbub”でスクレイパーから身を守れ

[レベル:中級]

PubSubHubbubを利用した、コンテンツの更新をいち早くGoogleに伝える方法を今日は紹介します。

PubCon Lasvegas 2011でGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、今すぐやる価値のあることの1つとして“Fat Ping”の設定を挙げました。

Worth Doing Now from PubCon

“Fat Ping”とは、具体的にはPubSubHubbubを指します。
※「パブサブハブバブ/パブサブハバブ」と発音、または略して「PuSH(プッシュ)」と呼ぶ。

PubSubHubbubは、ほぼリアルタイムにコンテンツの更新を通知する仕組みです。
以前にこのブログで解説しました。

RSS購読している時のPubSubHubbubのメリットは、新着記事をすぐに読めることです。

ですが僕たちコンテンツ発行者にとってもっと大きなメリットがあります。
それは、いち早くコンテンツをインデックスさせ、自分のコンテンツがオリジナルであることをGoogleにアピールできることです。

Googleがオリジナル記事とコピー記事を見分ける要因の1つに「コンテンツを発見した時間」があります。
PubSubHubbubを利用すれば、新しいコンテンツの公開をGoogleに最速で伝えることも可能になります。

PubSubHubbubは仕様が公開されているので自分で対応したプログラムを開発することもできますが、普通の人には難しいでしょう(僕にも無理ですw)。

PubSubHubbubを簡単に利用できる手段を3つDigital Inspirationが説明しているので紹介します。

ブログサービス

BloggerWordPress.comは標準でPubSubHubbubをサポートしています。

これらのブログサービスでブログを運営していれば何もする必要はありません。
記事を公開すると更新を自動的にハブにプッシュ通知します。

WordPressプラグイン

WordPressを利用している時はプラグインで実装できます。
以前にPuSHPressを紹介しました。

もう1つ、PubSubHubbubというそのままの名前のプラグインもあります。

PuSHPressプラグインは更新を通知するハブが内部的に設定されていますが、PubSubHubbubプラグインは自分で設定できます。
現行バージョンのデフォルトでは、Googleが運用するpubsubhubbub.appspot.comともう1つが登録されています(つまり設定不要)。
※WP Super Cacheのようなキャッシュプラグインを使っている場合は、フィードのキャッシュは無効にしておく。

FeedBurer

RSSフィード配信にFeedBurnerを使っている時は、「Pingショット」を有効にすることでPubSubHubbubを利用できます。

「集客支援」タブに移動すると「Pingショット」というメニューがあるのでこれを選択して有効にするだけです。

FeedBurnerのPingショット

勝手にコンテンツをコピーしたスクレイピングサイトがオリジナルの自分よりも上位に来て、ひどい時は自分が重複扱いされて大きく順位が下がってしまうことがあります。
パンダ・アップデートでは改善されるどころかさらに悪化してしまったケースも多いようです。

Matt Cutts氏も推奨する“PubSubHubbub”を使って、自分が最初であることをGoogleに“PuSH”しましょう!