正しいHTMLなんて気にしない

メルマガバックナンバー
<2007/01/08 #24>

今日のトピックは、「正しいHTMLなんて気にしない」です。

どういうことかというと、サーチエンジン、特にGoogleは、不適切なHTMLで構成されたサイトでも、きちんとクロール、インデックスしてくれるんです。


※「クロール」「インデックス」の意味が分からない人は、僕の無料レポートで分かりやすく説明してるので参考にしてください。

しかも、ウェブページが正しいHTMLで書かれていても検索結果の上位表示には、ほとんど影響しません。

よく、正しいHTML文法でサイトを作らないと、SEOにとってマイナスだと言われてますよね。

HTMLの適正を調べるこんなツールもあります。

○W3C Validator
http://validator.w3.org/

※W3C(World Wide Web Consortium)とは、WWWで利用される技術の標準化をすすめる団体で、HTML, XML, XHTML, CSSなどの規格をとりまとめているところ

○HTML文法チェックサイト:Another HTML-lint gateway
http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/htmllinte.html

しかし、HTMLが正しく使われているかいないかは、言われてるほど「きちんとインデックスされるか」や「検索結果の順番」には、重要じゃないんです。

びっくりしたでしょう?
僕もびっくりしました。(笑)

「その情報は確かなのか?」という疑問がわきますね。
ごもっともです。

これがネタ元です。
Is W3C validation really essential for Google to list my site ?

Googleの社員、Adam Lasnik氏のコメントです。
(この人、「グーグル サーチ エバンジェリスト」っていう、ものすごい響きの肩書き持ってます)

彼によれば、「HTMLがめちゃくちゃでない限りは、グーグルのクローラはきちんとウェブページを読んでくれる」そうです。

そして、「インデックスや検索結果のランキングに関しては、ウェブページのHTMLがW3Cの規格に従っているかいないかは中心となる要素ではない」とも言ってます。

なんだか、ちょっと安心しませんか?

だって、正しいHTMLの構文でサイトを作るのって至難の業ですよね。

みなさんも自分のサイトを、さっき紹介したチェックツールで調べてみてください。
えらいことになってる人も多いはずです。

市販のホームページ作成ソフトも、訳の分からないタグを勝手に入れて、頭にくることってありますよね。
(ホー○ペー○ビル○ーとか、フ○ント○ージとか)

もちろん、正しくHTMLを使うのは大切ですよ。
終了タグがなかったりしたら、ページ自体がおかしくなってしまいますからね。

ただ、「正しいHTMLだからSEOに有利だというのは、疑わしい」ということです。

SEO商材のセールストークに惑わされないように、気をつけてくださいね。