アドワーズ品質スコアの意外と知られていない規則

最近、Google AdWordsやOvertureのPPC市場に参入するサイト運営者が増えてきています。

それぞれいろんな方法で、PPCのテクニックを身に着けていることでしょう。

この記事では、意外と知られていない、でも重要なAdWordsの品質スコアにかかわる規則を2つお伝えします。

1つめは、品質スコアに影響を与える要素に、アカウント全体の履歴も含まれるという規則です。

1つのアカウント内の過去のすべてのキャンペーンの評価は、別のキャンペーンの品質スコアにも影響を及ぼします。

Google アドワーズ広告サポートに明記されています。

アカウントの履歴 (アカウントのすべての広告およびキーワードのクリック率によって算出されます)

先日参加したAdWordsのウェブセミナーで、パネリストに確認したときにも次のような回答を得ました。

品質スコアを評価する際にはアカウント全体のパフォーマンスも加味されます。よって過去掲載されていました広告掲載も評価の対象になります。

パフォーマンスの悪いキャンペーンを連発してしまった場合は、そのアカウントを捨てて、新たにアカウントを取得しなおした方がいいかもしれませんね。

2つめは、品質スコアの評価対象となるクリックは「完全一致」した場合だけという規則です。

たとえば、「テニスシューズ 通販」というキーワードに入札したとしましょう。

部分一致あるいはフレーズ一致で登録した場合、「テニスシューズ 通販」という検索のほかに、「テニスシューズ 通販 激安」という検索でも広告が表示されます(表示される可能性があります)。

どちらの検索キーワードでクリックされたとしても、品質スコアに影響を与えるのは完全一致した「テニスシューズ 通販」だけです。

「テニスシューズ 通販 激安」は、評価の対象になりません。

こちらは、Google GroupsでGoogle社員のAdWordsPro Sarahがコメントしています。

Match types does not affect Quality Score (we only collect Quality Score data when the query matches the keyword exactly. The exact match Quality Score is then shared with broad and phrase match).

“キーワードマッチの種類は、品質スコアに影響を与えません。検索がキーワードの完全に一致したときだけ、品質スコアのデータを収集します。それから完全一致の品質スコアが、部分一致とフレーズ一致と共有されます。”

これを踏まえると、キーワードは完全一致で登録したほうがよさそうです。