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質問します。

「狙ったキーワードで検索結果の1位を見事に獲得した」、これはSEOが成功した証としてみなすことができるのか?

あなたはどう思いますか?

今日は、ランキングはSEOの成功度を図る指標にはならないというテーマを取り上げます。

Holistic Search MarketingのPeter Young(ピーター・ヤング)氏は、”Are rankings a reliable metric for SEO success“という記事で検索順位はSEOの成功度を判断する指標としては頼りないと、以下の3つの理由をもとに主張しています。

  1. パーソナライズ検索により、あなたの検索結果での2位が別のユーザーの検索結果でも必ずしも2位とは限らない。ユーザーの状況・環境でまったく異なるものになるかもしれない。
  2. 検索結果は不変ではない。今日と明日の結果は違っているかもしれない。特にカフェインが導入されたら、もっと活発に検索結果が動くようになるはずだ。コンテンツが公開された数分後にはインデックス・評価され検索結果に出てくるだろう。古い結果が信用するに足るはずがない。
  3. ランキングが必ずしもトラフィックを意味するとは言えない。たしかに「自動車保険」のようにトラフィックを集めるお宝キーワードは存在するが、アクセスを産まないような曖昧なキーワードが大半だ。仮にアクセスが増えたとしても、コンバージョンに結びつかなければ意味がない。

ヤング氏はこのように考え、ランキングは奇跡的に生き延びているKPIだと皮肉っています。
そして、売上の増加こそが現代のSEOの成功指標として考慮されるべきだと結論づけています。

さらにサーチエンジンを利用した集客は単にウェブサイトを最適化するだけではなく
他の手法、とりわけソーシャルメディアやPR、ブランド支持でも補っていかなければならないとも付け加えています。

この記事はSphinnでも多くの賛同を得ました。

Search Engine LandのEditor in ChiefでもあるアドミニストレータのDanny Sullivan(ダニー・サリバン)氏もHigh RankingsのCEOでもあるエディターのJill Whalen(ジル・ワーレン)女史も、「成功指標としてしてのランキングなんて死んだ方がいい」と批判しています。

Wharlen女史は自身でも以前にSearch Engine Landで、ランキングがSEOの成功指標にならない5つの理由を書いた記事を公開しています。

  1. ランキングは絶えず変化する
  2. 検索結果はユーザーの場所(PCのIPアドレス)で変わることがある
  3. パーソナライズ検索の影響を受ける
  4. 「ランキング = ターゲットとなるトラフィック」ではない
  5. 「ランキング = コンバージョン・売上」ではない

彼らの言っていることを理解できますよね。

時間・場所・ユーザーによってランキングが変わりうるわけですから、基準にならないのです。
SEO業者さんの月イチのランキングレポートでは1位であっても、一般ユーザーの環境では2位かもしれないし3位かもしれません。
もし成果報酬で料金を支払っているなら、損をしている可能性もあるわけです。

パーソナライズ検索の影響は微々たるもののようですが、よく検索するキーワードでよく訪れるサイトは確かに上にきます。

たとえば、僕はSEOmozにアクセスしたいときに「SEOmoz」で検索します。Google.co.jpで検索するとSEOmozの翻訳記事を連載しているWeb担当者Forumのコーナーが普通は1位にくるのですが、僕の環境(かつメインブラウザのGoogle Chrome)ではSEOmozが1位にきます。パーソナライズ検索がありがたい珍しいケースです(笑)。

毎晩寝る前に、ターゲットキーワードで自分のサイトのランキングをチェックしてクリックしていると同じことが起きていそうですよ。

さらに重要なことは、SEOの目的の履き違えです。

検索順位を上げるというのは手段であって目的ではないですよね。
SEOの最終的な目標は「サイトからの収益を増やす」ことのはずです。
モノを直接買わないにしても、問い合わせであったり、資料請求であったり、ダウンロードであったり、登録であったりと形は違いこそすれ、あなたが望むアクションを起こしてもらうためにSEOを施策しているはずです(いろんなキーワードで上位表示させることで認知度を高めるためにSEOに励んでいる人もいるかもしれませんが)。

自分でSEOをするにせよ業者に任せるにせよ、何のためにSEOに時間とお金と人手をかけているのか今一度明確にしておきましょう。

ここが分かっていないから、格安被リンク1,000本サービスなんていうのに騙されてしまうのだし、そういう業者がはびこってしまうのです。

また儲かりそうにないビッグキーワードで1位を取ろうとしないでください。
そのキーワードで打ち破らなければならない相手はWikipediaやAll Aboutです。
ヤフカテ被リンクを、5、600本買ってくださいとしかアドバイスできません。

で、1位になったとしてもそのサイトではコンバージョンしません。
サイトのテーマと無関係なでっかいその画像(素材集からでしょ?)は外した方がいいですよ。
あと延々と続くFlashがウザいです。
ところで、買うのを決めてるユーザーが押すべき購入ボタンはどこにあるんですか?

最後は愚痴になってしまいましたが(どんなに言っても分からない人っているでしょ)、検索順位だけを追い求めるSEOにしがみついているとしたら今すぐ脱却しましょう。
ランキングが無意味な指標だとは決して言いません。
どのキーワードでも100位以下だったら「コンバージョン率アップのためのサイトデザイン」以前の問題ですからね。
ですが、ランキングを上げた後のステップまで入念に考えてSEOに取り組んでほしいものです。

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