Googlebotが画像の文字を読める日は近い

サーチエンジンのクローラはテキスト(文字)しか読むことができず、イメージ(画像)の内容を認識できないというのはよく知られた事実です。

しかし、Googlebot(グーグルのクローラ)が写真やイラストなどの画像に埋め込まれている文字を認識できる日が、そう遠くない時期にやってくるかもしれません。

Googleが画像の中にある文字を認識するために、「Recognizing Text in Images」というPatent(特許)を3つ取得したことが、明らかになりました。

この特許で申請された技術が実用化すれば、画像に映し出されているさまざまな文字情報をインデックスできるようになります。

たとえば、街中の写真には通りの名称、道路標識、看板などが写ります。
そんな情報も、Googleは読み取れるようになるということです。

グーグルマップで表示したサンフランシスコ市街のストリート

画像としての文字は、大きさやフォント、向きが定まっていませんから、機械が正確に認識するのは非常に高度な技術を要するでしょうね。

検索エンジンが画像の文字を読み取ることができるようになれば、ユーザーにとっては欲しい情報の量が増えそうです。

SEO戦略としては、新しいテクニックが必要になってきそうですね。
「画像のリンクには、必ず”alt”属性を付ける」なんていうのは、過去の遺産になってしまうかもしれません。(笑)

P.S.
“alt”属性の本来の目的は、視覚に障害がある人や画像を表示できないブラウザのための代替手段です。