モバイルユーザビリティのエラーレポートをGoogleウェブマスターツールが提供開始

[対象: 中級]

モバイルユーザビリティに関するエラーをレポートする機能をウェブマスターツールにGoogleは追加しました。

モバイルユーザビリティに関する6つのエラー

「モバイル ユーザビリティ」レポートは、「検索トラフィック」セクションから利用できます。
日本語でもすでに使える状態です。

モバイル ユーザビリティ レポート

レポートに出てくる可能性があるモバイルユーザビリティに関するエラーは次の6つです。

  • Flash が使用されています
  • ビューポートが設定されていません
  • 固定幅のビューポート
  • コンテンツのサイズがビューポートに対応していません
  • フォントサイズが小です
  • タップ要素同士が近すぎます

エラーの項目をクリックすると、どのページでそのエラーが検出されたかもわかります。

「フォントサイズが小です」のエラーが検出されたページ

それぞれのエラーの詳細と対処法はヘルプを参照してください。

モバイルユーザーのユーザー体験をGoogleは重視

公式アナウンスの終わりでGoogleは次のように言っています。

ウェブマスターツールでこれらの(モバイルユーザービリティに関する)問題を確認し、どうやって解決するかを検討することを強く推奨します。

ユーザー体験の良し悪しをもっと全面的にモバイルの検索アルゴリズムに組み込むのではないか?、と疑ってしまうくらいにGoogleはモバイルでのユーザー体験を重要視するようになってきています。

スマホで再生できないFlashの利用トップページへの不適切なリダイレクトを検索結果で警告したり、モバイル向けサイトがあるないかをいろいろなパターンで検索結果で表示テストしたりといったことをすでにGoogleは行っています(ちなみにFlash使用の警告は完全にグローバルで導入されました)。

モバイルユーザービリティ レポートを手がかりにしてモバイルユーザー体験の向上に積極的に取り組みなさいということなのでしょう。
さっそくレポートにアクセスして自分のサイトの状況を確認し、問題点を把握しましょう。