グーグル アルゴリズム更新のサイクル

YST(Yahoo Search Technology)のアルゴリズム更新は、ほぼ定期的な周期(だいたい35日~40日)で実行されます。

では、Googleは?

かつては毎月アップデートが行われていましたが、現在は毎日更新され、さらに検索結果は状況によって変わります。

WebmasterWorldのフォーラムアドミニストレータ、tedster氏の解説を引用します。

According to recent information from several top Google staff, the algo now gets tweaked more than once a day – plus there are many others variations in the SERPs:
1) different data centers
2) geo-located results
3) various experiments served to just a few users
4) variations by browser
5) personalized results when logged into any Google account

“グーグルのトップ社員の最近の情報によれば、現在アルゴリズムは1日に1回以上は小さな改良を加えられているということだ。それにプラスして、検索結果には他にも多くの変化性がある。

1) データセンターの違い ※データセンター(Data Center:DC)とは、世界各地にあるGoogleのコンピュータ施設
2) 地域に合わせた結果 ※Localized Results(ローカライズ検索)
3)ごく少数のユーザーに適用される種々の実験
4)ブラウザの種類
5) グーグルアカウントにログインしているときのパーソナライズされた結果 ※Personalized Results(パーソナライズ検索)

さらに検索のタイミングによっても結果は変わってきます。

There are differences by season of the year, day of the week and hour of the day. There is different handling of very “bursty” query terms


“年の季節、週の曜日、1日の時間によっても違いがある。急激に伸びている検索用語の取り扱いにも違いが出てくる。”

「Googleのアルゴリズム更新の間隔は?」と聞かれたら、答えは「毎日」となりますね。
そして、検索結果も毎日、毎時間変わります。

ということは、今見ている検索順位は、「その瞬間の結果」ということになりますね。

tedster氏は次のように締めくくっています。

we cannot really say “This url ranks an number do-and-so” with any degree of confidence.

“「このURLは、○位にランキングしている」と、どんな程度をもってしても言い切ることはできない。”

【SEO初心者のEVOブログ】のパシフィカスさんがいう、「ビッグキーワードでの上位表示に躍起になっている方も、少し頭を冷やしたほうが良いのかも知れません。」に通ずるところがある気がします。