低品質なコンテンツを“サブドメイン”に移動するのはパンダ・アップデート対策になるのか

パンダ・アップデートを開発する際にGoogleが用いた、サイトの質を判断するための23個の質問を英語版Googleウェブマスター向け公式ブログが公開した記事の終わりに次のようなアドバイスがありました。

removing low quality pages, merging or improving the content of individual shallow pages into more useful pages, or moving low quality pages to a different domain could eventually help the rankings of your higher-quality content.

質の低いページを削除したり、内容が浅い個々のページをもっと有益なページに統合・改善したり、低品質なページを別のドメインに移動したりすれば、高品質なコンテンツのランキング(が改善するの)にやがては役立つかもしれない。

パンダ・アップデートの特徴の1つとして、サイト単位で評価されるということがあります。

質の低いコンテンツが多いと、たとえ質の高いコンテンツがあったとしてもサイト全体の評価が下がり結果的に質の高いページの検索順位にも悪影響を与えます。

質の高いコンテンツまでが巻き添え被害を受けるのを避けるために、上記のようなアドバイスをGoogleは提案しました。

3つめの方法として「低品質なページを別のドメインに移動する」とアドバイスしています。

この時の別のドメインとはサブドメインでもいいのでしょうか?
それとも、完全に別のドメインを指しているのでしょうか?

どうやらサブドメインでは効果がないようです。

WebmasterWorldのスレッドによれば、いっときは改善するもののすぐに再びランキングが下がってしまったとのことです。

パンダ・アップデートで低品質とみなされてしまったサイトは親ドメインでくくられてしまっているのかもしれません。

移動するなら完全な別ドメインにした方がよさそうです。

パンダ・アップデートはまだ日本語のサイトには適用されていません
また日本語サイトも対象範囲になったとしても、米国ほど大きなインパクトは与えないだろうとのことです。

気が早い話だとも言えるし、不必要に怯えることもありません。

ですが、もし万が一パンダにやられてしまった日が訪れたときのための参考情報としてお伝えしておきます。