SEOに悪い影響を与えないA/Bテストのベストプラクティス

[レベル: 上級]

検索結果に悪影響を与えることなく A/B テストを実行するためのベストプラクティスを Google は検索セントラルサイトに公開しました。

ブログ記事のドキュメント化

A/B テストや多変量テストなどのウェブテストが検索結果に悪い影響を与えないようにするための設定方法を Google は 2012 年 8 月に公式ブログで公開しています(日本語訳は 2012 年 11 月公開)。

今回追加されたドキュメントはこのブログ記事の再掲です。
表現はあちこち変わっていますが、内容は本質的には変わっていません。

ブログ記事は 10 年前に公開されたので埋もれてしまっています。
情報が古くなっているのではないかと心配する人もいるでしょう。
技術ドキュメントとして掲載することで現在でも適用できる構成だと認識できます。

Google が推奨する A/B テストの構成

特に、次の 4 点に留意して A/B テストを実行するように Google は推奨しています。

  • テストページでクローキングを行わない
  • rel="canonical" リンクを使用する
  • 301 リダイレクトではなく、302 リダイレクトを使用する
  • テストは必要な期間だけ実行する

繰り返しますが、新たに追加された推奨ではありません。
10 年前と同じです。

ドキュメントは日本語で読めるようになっているので、詳細はそちらで確認してください。
📝すずき注: 日本語ドキュメントの更新は 1 〜 2 週間ていど遅れるのが普通。オリジナルの英語バージョンの更新日が日本語パージョンよりも新しい場合は注意する。

SEO を考慮に入れつつ A/B テストを実行する際は Google 推奨のベストプラクティスを必ず参照してからにしましょう。